リン酸亜鉛皮膜(パーカー・ボンデライト)

塗装の下処理や摺動部材への摺動膜として活用頂けます

リン酸塩浴の槽に浸漬させ、表面の鉄の成分が溶解する際に、処理液と反応してリン酸亜鉛・リン酸マンガンなどの化合物を析出させます。

表面に細かな凹凸ができるので、摺動部や塗装の密着力を向上させる為の下地処理としてもご利用頂けます。
・リン酸亜鉛:リン酸亜鉛の皮膜が析出され、外観はザラザラした表面になり、一般的には塗装の密着性を上げる為の下地処理に使用されます。
 基本的に防錆油をお付けします。皮膜厚さ20~40μm。

・リューブライト:5μm以下のリン酸亜鉛皮膜。粒子がキメ細かく、電着塗装の下地処理に使用されます。

主な用途

  • 機械加工品の防錆膜(油環境が望ましい)